性感染症

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当院は泌尿器科ですので、主に男性の性感染症が専門となります。
女性の性感染症の診療については産婦人科への受診をお願いいたします。

 尿道炎

 

 尿道炎とは

 
尿道炎は、文字通り尿道に炎症が起こる疾患です。性行為が原因となって発症する場合が非常に多いです。
 
膀胱で一時的に溜められた尿を体外に排出する管を「尿道」といいます。男性は約15~20㎝の長さでS字状に湾曲しており、途中から精液の排出路ともなります。女性は約3~4cmと短く、尿道だけに炎症を起こすことはほとんどありません。一般的に尿道炎は男性特有の病気といえます。
 
性行為によって発生する尿道炎の原因として主なものは淋菌とクラミジアです。淋菌は弱い菌で、患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失い、乾燥や温度の変化にも耐えられません。しかし、性行為のときは、直接、相手先の体内に菌が届けられるため、感染してしまいます。クラミジアも人の体内以外では生きられない細菌であり、主に性行為によって感染します。そのため、尿道炎となった場合は、まず「性行為によって淋菌やクラミジアに感染していないか」を検討する必要があります。
 

 尿道炎の症状

 

  • 排尿時にヒリヒリした痛み、かゆみがある
  • 頻繁に尿意がおそってくる
  • いきなり尿意があり、我慢できない
  • 尿道の出口から膿が出てくる
  • 尿道の出口がが赤く腫れている
  • 下着に染みがつくことがある   など
 

性交渉などの感染機会から発症までの潜伏期間は、淋菌で3日~1週間、クラミジアで1~2週間です。また淋菌のほうが痛みや腫れなどの症状が強く、薄い黄色っぽい膿が出ます。クラミジアのほうが症状は軽く、膿も透明な感じになります。
クラミジア尿道炎の場合、目立った自覚症状が見られないこともあります。しかし、自覚症状がなくても感染力はあり、そのような感染者の性行為によって感染が広がることが社会問題ともなっています。性パートナーに感染が見られた方は、躊躇しないで泌尿器科を受診するようにしてください。
 

 尿道炎の検査

 
尿を採取し、検査します。通常の尿検査のほか、培養法、遺伝子増殖法などを用いて淋菌やクラミジアを調べます。淋菌性尿道炎と思って治療したら淋菌だけでなくクラミジアもいた、ということもありますので、治療開始前に原因菌を検査しておくことが必要です。それ以外の細菌などが原因となることもあります。
 

 尿道炎の治療

 
感染の原因によって治療法は異なります。淋菌の場合は点滴治療が一般的です。セフトリアキソンという点滴を1回行うことでだいたい治ります。点滴したあと1-2日程度で症状がなくなっていきます。クラミジアの場合は、アジスロマイシン(ジスロマック)という薬の服用が一般的です。

治ったかどうかは、淋菌の場合は症状がなくなっていれば治っていることが多いのですが、クラミジアの場合は症状がなくなっても残存していることがあるので注意が必要です。症状がなくなっても治療後2週間以上経過してから、再度クラミジアの検査をおこなって陰性になっていることを確認することが推奨されています。
また、パートナーも同時に検査、治療することが必要です。女性の場合は尿ではなく膣の奥、子宮頸管の粘液から検査をおこないます。自分だけ治療してもパートナーが感染していれば再感染してしまいます。両者とも治癒したことが確認できるまでは性行為は控えてください。

 梅毒

 

 梅毒とは

 
病原体は梅毒トレポネーマであり、ヒトからヒトに感染していきます。ただし、低酸素状態でしか長く生存できない弱い菌なので、感染経路は限られます。主なルートは性行為や疑似性行為です。菌を排出している感染者の皮膚や粘膜(性器、肛門、口腔など)が相手方の粘膜に接触することにより感染するのです。主な症状である赤い発疹が楊梅に似ていることから「梅毒」という名前が付けられました。
 
年配の方の中には、「戦後しばらくは梅毒の患者が多かったけれど、今は殆どいなくなった」と考えている人もいます。確かに昭和42年に年間1万1千人の患者が報告されて以降、減少傾向を辿り、平成15年には509人にまで改善しました。しかし、最近は急増しており、厚労省の集計では、平成30年に7千人を突破したのです。
 
主に男性の罹患者が目立っているのですが、女性も急増しています。とくに20歳代女性の罹患者数は、この5年間で7倍以上も増加しています。女性が梅毒に感染したことを知らないままに妊娠・出産した場合、母体から胎盤を通して病原体が胎児に伝搬し、多臓器感染症の状態で生まれることが危惧されています。
このように、梅毒は過去の感染症ではありません。今も性行為で広がっておりますので、男女を問わず、梅毒にならないための対策が必要となっているのです。
 

 梅毒の症状

 

感染から約3週間後

  • 感染した部位(陰部、口唇、口腔、肛門など)にしこりができる
  • 股の付け根のリンパ節が腫れてくる
  • 発熱、倦怠感がある など

 

感染から数か月後

  • 手のひらや足の裏、身体全体にうっすらと赤い発疹が出る
  • 発疹が一度消えても、暫くしてから再発を繰り返す
  • 髪の毛が抜けてくる など

 

感染から数年後

  • 皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生する
  • 心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じる など

 

 梅毒の検査

 
まず初めに医師による問診を行います。正確な診断を行えるよう、感染の可能性がある時期、感染の予防状況(コンドーム使用の有無など)などを正確にお話くださるようお願いします。
そのうえで、血液を採取し、抗体の有無を調べます。ただし、感染してから最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出現しないことがあります。性パートナーに梅毒が見つかって検査を受けられる場合には、まず医療機関を受診したうえで、暫くの期間(約4週間)を置いてから検査結果を確認する必要があります。
なお、梅毒に感染していることが分かった場合は、感染の可能性がある方(性パートナー)も検査を受け、必要に応じて治療を行うことが重要です。
 

 梅毒の治療と予防

 
早期の段階であれば、薬物治療で完治が可能です。一般的には、抗菌薬を内服します。薬を投与する期間は病期によって決まっており、抗体価の低下を見ながら判断します。数週間の内服治療を必要としますので、症状がなくなったからといって中途半端に服用を中止すると完治せず再燃します。進行すると治療も大変になってきますので、早期の段階でしっかりと治療を継続することが非常に大切です。
 
梅毒に罹患しないためには、性行為の際に十分な注意をすることが肝要です。まずは感染のリスクのある性交渉をしないことが第一です。感染者の粘膜や皮膚と直接接触しないよう、妊娠を目的としない性交時にはコンドームを使用すべきでしょう。ただし、コンドームで覆われていない部分の皮膚などで感染が起こることがありますので、過信は禁物です。陰部や皮膚、粘膜に異変が見られた場合は、性的接触を控え、お早めに医療機関を受診するようにしてください。

 陰部ヘルペス・性器ヘルペス

 
小さな水ぶくれが集まった急性炎症性皮膚疾患で単純疱疹を意味して用いられます。単純疱疹は、単純ヘルペスウイルスによる感染によって引き起こされます。
 
単純疱疹は身体の至るところに発症しますが、とくにできやすい部位は、口唇、顔面、臀部、そして性器です。性器や恥丘、陰嚢などの部位に発症する性器ヘルペスは、単純疱疹の約4分の1を占めています。
 
性器やその周辺部位に水ぶくれができて痛みがある。そのような場合、この病気の可能性があります。単純ヘルペスウイルスを有する人との性的な接触により、感染してしまうのです。
性器に赤いブツブツや水ぶくれ、皮膚のただれが見られた場合は、お早めに泌尿器科を受診するようにしてください。
 
治療にあたっては、ウイルスの増殖を抑制する抗ヘルペス薬を用いることが一般的です。内服薬(ゾビラックス、バルトレックスなど)と外用薬(アラセナーA軟膏など)があり、それぞれの症状に応じて使用します。
なお、患部に触れた後や、外用薬を塗った後には、しっかりと手を洗い、指で目などを擦らないようにすることが重要です。目に感染して発症する角膜ヘルペスは失明の危険性があるからです。

 性病検査

 

  • 性病などに感染していないか気になる。
  • 他の性病にもかかっていないか確認したい。
  • パートナーが変わったのでチェックしておきたい。

このような場合では、自費検査(保険外)により検査が可能です。
さくらクリニックでは下記費用で検査を行なっております。
 

検査項目 検査費用(税込)
性器クラミジア(男性:尿、女性:膣ぬぐい液) 2500円
性器淋菌(男性:尿、女性:膣ぬぐい液) 2500円
咽頭クラミジア 3000円
咽頭淋菌 3000円
HIV 3000円
梅毒 3000円
B型肝炎 2000円
尿中マイコプラズマ 2500円
尿中ウレアプラズマ 2500円

 
いくつかの検査をまとめておこなう場合は、下記の組み合わせで割引料金を設定いたしております。
 

 性器のクラミジア・淋菌をまとめて検査

 

検査項目 検査費用(税込)
性器クラミジア 4000円
性器淋菌

 

 のどのクラミジア・淋菌をまとめて検査

 

検査項目 検査費用(税込)
咽頭クラミジア(のど) 5000円
咽頭淋菌(のど)

 

 性器・のどのクラミジア・淋菌をまとめて検査

 

検査項目 検査費用(税込)
性器クラミジア 9000円
性器淋菌
咽頭クラミジア(のど)
咽頭淋菌(のど)

 

 HIV、梅毒、肝炎を採血で検査

 
 

検査項目 検査費用(税込)
HIV 7000円
梅毒
B型肝炎

 

 性器、のど、血液検査を全部まとめてチェック

 

検査項目 検査費用(税込)
性器クラミジア 14000円
性器淋菌
咽頭クラミジア(のど)
咽頭淋菌(のど)
HIV
梅毒
B型肝炎

 

 マイコプラズマ、ウレアプラズマも一緒にまとめてチェック

 

検査項目 検査費用(税込)
性器クラミジア 18000円
性器淋菌
咽頭クラミジア(のど)
咽頭淋菌(のど)
HIV
梅毒
B型肝炎
性器マイコプラズマ
性器ウレアプラズマ

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診療時間 日祝
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休診日:木曜午後、土曜午後、日曜祝日
 

診療科目

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